人生の4つの目的とハウスの4区分
古代から、インドでは、人生には4つの目的があるとされています。それは、ダルマ(法則)、アルタ(富)、カーマ(欲望)、モクシャ(解脱)の4つです。
- ダルマは、精神的・宗教的な教えを学び実践することです。
- アルタは、義務として仕事をし、富を蓄積することです。
- カーマは、趣味などを含めて、肉体的な欲望を満足させることです。
- モクシャは、人生の究極の目的である解脱に向かって努力することです。
人生の目的 | 対応するハウス |
---|---|
ダルマ(法則) | 1室、5室、9室 |
アルタ(富) | 2室、6室、10室 |
カーマ(欲望) | 3室、7室、11室 |
モクシャ(解脱) | 4室、8室、12室 |
インド占星術では、4つの人生の目的に対応して、12のハウスを4つのグループに分類しています。これはホロスコープを解釈していく上でとても重要な分類です。
- ダルマハウス(法則ハウス)に多くの惑星が集中するとき、精神的・宗教的な教えを学び実践することに人生の目的が集中する傾向があります。
- アルタハウス(富のハウス)に多くの惑星が集中するとき、富を蓄積することや社会的な義務を果たすことに人生の目的が集中する傾向があります。
- カーマハウス(欲望ハウス)に多くの惑星が集中するとき、趣味などを含めて肉体的な欲望に人生の目的が集中する傾向があります。
- モクシャハウス(解脱ハウス)に多くの惑星が集中するとき、解脱に向かって努力をすることに人生の目的が集中する傾向があります。